• WALL INTERIOR TV STAND
    開発ストーリー

    「壁掛け以上に便利で美しい」WALLインテリアスタンドV3の、

    アイデア誕生から商品完成までの物語を
    ご紹介します。

    テレビを「インテリアにするスタンド」をつくりたい。

    2014年4月、イタリア北部の街、ミラノで行われるインテリアの祭典「ミラノサローネ」を訪れた視察チームは、あるプロダクトに目を奪われました。
    それはまるで一枚の絵画のように、インテリアに溶け込んだ「壁掛けテレビ」でした。当時はまだ、テレビをインテリアと融合させるという発想はなく、とても大きな衝撃を受けました。

    「これからのテレビはもっと自由に、いろんな場所に見たい高さで置けたらどんなに素敵だろう!」その時、チームの1人が言ったその一言によって、私たちが目指すモノが見えました。

    「壁掛け以上に便利で、美しいもの。それはどこに置いても部屋になじむインテリア性があり、どこにでも設置しやすいスタンド型のようなもの。そんな夢のようなインテリアテレビスタンドが欲しい」。日本に戻った彼らの熱いオーダーを受け、企画開発チームの私は未知なる新商品開発の旅に出ることになりました。

    非常識なミッション
    「ネジ」も「穴」も見せないって
    どういうこと?

    インテリアスタンドとしての美しさを追求するために、私が最もこだわったのは、正面から余計な「ネジ」や「穴」が見えないことでした。それに加えて、DVDデッキなどを置く棚板を、使いたい高さで無段階に調節できる、これまでにない機能を実現させること。

    あともうちょっと上に取り付けたいのに、その高さにネジ穴がない…。せっかく買ったのに、ネジ穴1つで思い通りに使えなくなってしまうあの悔しさをどうしても克服したかったのです。そのためには「棚板をネジ穴の高さで留める」という通常の構造ではだめ。その一番のこだわりが、結果的に最大の難関となってしまいました。

    しかしこれが、答えへの扉だったのです。常識を外れて、「穴で留めない方法」を考え続け、私たちは「プレス固定式」という新たな方法を生み出しました。これならネジ穴を必要とせず、棚板の内側から専用のバーを支柱に押し付けて固定するので、ネジ自体も見えない。

    シンプルで美しい見た目も叶えながら、好きな高さに、何枚でも、棚板を取り付けられる!試作品が完成したときはもうみんなで拍手喝采。この常識破りな新しいアイデアは「実用新案」としても認められました。

    2ミリとの闘い。

    ほんのちょっとした段差でつまずくことって、家の中でも結構あります。どこに置いても邪魔にならない。誰が通っても安心できる。そんな優しさを感じられる、本当に自信を持って送り出せる商品を作りたいと思いました。だからスタンドを支える「ベース」にも、すごくこだわりました。

    そこで私が相談したのは一級建築士。「毎日歩く廊下でも、お年寄りや子どもはたった5ミリの段差でつまずく」んだそうです。じゃあ一体、何ミリならいいのか?自分の足で何度も歩いて確かめて、2ミリの段差であればほぼ気にならないことがわかりました。でも、2ミリの薄い鉄板だけでは肝心のテレビを支えることができません。どうすれば薄さをあきらめずに強度のあるスタンドができるんだろう…。

    ベースの「裏」に隠された秘密とは…

    考え抜いた結果、まずベースとなる鉄板を山形に曲げて3D構造にしました。次にその3Dに曲げたベースの裏に手のひらのように、放射線状の補強を入れたのです。さっそく起震車を使って耐震性も確認。こうしてフラットでスマートな見た目でも、震度7の揺れにも耐える安心のスタンドが完成しました。

    大型・薄型・軽量化した
    テレビの可能性を十分に発揮して、
    お部屋を広く美しく彩るインテリアスタンドの完成

    テレビ番組の視聴はもちろん、テレビゲームやオンライン動画、ウェブサイトの利用にも活躍したり。テレビは様々なデジタルコンテンツで世界と繋がる「コミュニティデバイス」となりました。一人で、みんなで、目的にあわせて、使いたい場所で、「テレビ」を自由に楽しめたら。テレビはますます私たちの生活をよりクリエイティブなものにしてくれるでしょう。

    どこにも無いからつくりたい。徹底的にワクワクしながらこだわりたい。あなたらしいテレビの使い方や空間づくりを叶えるために、これからもWALLシリーズは進化しつづけます。

    開発者プロフィール

    TOZAWA HIROSHI

    企画開発グループ所属プロダクトデザイナー。工業系大学院で機械電子工学を学んだ経験を活かし、数々の商品企画に携わる。
    「WALL TV STAND」シリーズでは2017年グッドデザイン賞受賞。「みやび格子すのこ」ベッドシリーズでは2018年グッドデザイン賞受賞。感動のある商品づくりを大切にしている。

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